工法
セメントミルク工法 (小型機での施工)
リストの画像当社では住宅地向けの小型施工機械として、2t車をベースにした2t杭打機と8tラフターをベースにした8t杭打機の2種を取り揃えています。

2t杭打機は車幅が1,880㎜、8t杭打機は車幅が2,000㎜ですので、狭い道でも搬入が可能です。
2t杭打機は16t~25tクレーンによって吊り上げや吊り下げが可能です。
8t杭打機は360度の施工が可能ですので現場内での移動や段取の時間を短縮できます。

2t杭打機、8t杭打機はリーダーレス仕様になっていますので、定規の据えられない法面に対して有効です。
また、組立が非常に簡単ですので、重機搬入後すぐに打設工事が行えます。
特注のスイベル機構アタッチメントを装備してますので、キリの先端からセメントミルクの吐出が可能です。

施工可能なH鋼杭は2t、8t杭打機ともにH100~350 Max 13m までが施工可能です。(現場条件によって変化します。)
セメントミルク工法 (25tラフターでの施工)
リストの画像当社は㈱タダノのGR-250ラフテレーンクレーンにリーダーを装着し、CVR-330アボロンとしてセメントミルク工法を行っています。

当社のCVR-330アボロンは油圧回路の増幅及びオイルクーラーの追加をしていますので、よりパワフルに施工が可能です。
礫層の掘削ではオペレーターに高度なスキルが要求されます。私たちは地中深くのヘッドがどの様な地層、どの様な石に当たっているかをイメージするとともに、蓄積したノウハウを基に掘削方法を常に検討しています。
また、オーガーのヘッドを独自に改良していますので今まで以上に大きな礫も拾い上げます。
上記によりN値50以上の硬質な礫層で、他社が諦めてしまった現場であっても効率の良い掘削を可能にしています。
RPI工法 (レール圧入工法)
リストの画像平成6年に弊社が開発して以来、様々な現場で施工して参りました。
本工法は2t杭打機及び8t杭打機の減速機にアタッチメントを取り付けて、杭打機本体を反力としながらレールを回転させて圧入していく工法です。
開発から15年経ちますが、現在でも多くのお客様からご注文を頂いている工法です。
累計で約12,000件の現場に凡そ300,000本のレールを打設していますので、施工精度については自信があります。
壁際打設用のアタッチメントや打ち下げ用アタッチメントを常備していますので、状況に応じた施工が可能です。
ECO-DC圧入工法 (H鋼圧入工法)
リストの画像本工法は平成18年にお客様のご要望により、弊社とオノデラ製作所㈱で共同開発した圧入工法です。
2t杭打機及び8t杭打機の減速機にアタッチメントを取り付けて地盤に直接または、H鋼杭よりも小さな径でプレボーリングした後に圧入を行いますので根固め材を必要としません。また、発生残土を最小限に抑えられますので、現場をクリーンな状態に保つことが出来ます。

H鋼杭の内側をチャッキングしますので、壁際の施工が可能です。
ネジジョイント式打ち下げ機を使用することで、500㎜~600㎜程度の打ち下げが可能です。

H100~300 L=10m まで圧入可能です。(現場の状況によって異なります。)
ジャッキ圧入工法(HSJ工法)
当社ではCVR-330アボロンにDOLPHIN 200Ⅱを装着して、ジャッキ圧入工法(無振動・無騒音)を行っています。
オーガー併用機ですのでN値の高い地盤でも切り替えにより、すぐにプレボーリングが可能です。
残土の発生が極めて少ないので、現場がきれいです。

セメント等を使用しないので、コストの削減が出来ます。また、六価クロムによる土壌汚染の心配もありません。

H鋼の内側のフランジ部を掴んで圧入しますので、境界のギリギリまで施工が可能です。

40㎏レール~60㎏レール、H100~H300 L=20m まで圧入可能です。(現場の状況によって異なります。)
杭引き抜き工法 (H鋼、シートパイル)
リストの画像多滑車工法:
25tラフテレーンクレーンに重錘式のリーダーを取り付け、クレーンのワイヤーの能力を多滑車にて高めてH鋼やシートパイルの引抜を行います。
無振動・無騒音工法ですので、周辺建物、躯体に影響を与えません。
当社の多滑車は3段式ですので、低い架空線の下でも引抜工事が可能です。
軽量リーダーを使用していますので、本体から約15mまでの作業半径をとることが出来ます。
位置決めが容易な回転式リーダーを使用していますので、壁際は250㎜まで作業が可能です。

引き抜き可能杭 40㎏レール~60㎏レール、H100~H400、鋼矢板Ⅰ~Ⅳ